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甘粛省平涼は観光、リンゴ、赤毛牛でグリーン経済の成長を狙う

甘粛省平涼は観光、リンゴ、赤毛牛でグリーン経済の成長を狙う

【平涼(中国)2018年10月25日新華社共同通信JBN】Pingliang Tourism Bureauによれば、中国甘粛省の都市平涼は10月の1週間にわたる国慶節の休日の間に98万2900件におよぶ旅行客を受け入れ、5兆2000億元(7480億米ドル)以上の収入を獲得した。期間中、最も多くの旅行客を集めたのはコウドウ山(Kongtong Mountains)だった。

秋は平涼にとっては収穫の時期である。道教と仏教の聖地として知られるコウドウ山をいただく同市は、登山、郊外、また地域の特産品であるリンゴや赤毛牛肉を呼び物にしていくつかの観光ルートを開発してきた。

陝西省甘粛省寧夏回族自治区の3地域が交差する場所に位置する平涼は、古代のシルクロード東端の重要な都市である。秋のコウドウ山は流れる雲と紅葉した森が織りなす素晴らしい景色を作り出す。同市にはまた段々畑、大雲院(Dayun Temple)、道教の女神西王母が生まれた王母宮(Queen Mother Palace)などのユニークな観光地がある。

平涼は地域の民俗伝承や文化をテコとして太極拳やコウドウ武道の演技など一連の文化プログラムをスタートさせ、文化的な魅力で多くの観光客を招致しようとしている。

農村部の観光は平涼独自の地域産業の開発ともあいまって市民や観光客の間で人気を高めている。

地方政府はリンゴの収穫期には果樹園でリンゴ狩りや吟唱会などを開くことになっている。地元住民はリンゴを商品としてだけでなく観光資源としても売っている。平涼のリンゴは親しみのある形、輝く色、甘酸っぱい味を特徴としている。リンゴの作付面積は256万畝(17万0667ヘクタール)あり、長年高値で卸されてきた。近年、平涼のリンゴはロシア、東南アジア、香港、マカオ、台湾などの海外市場にも進出し、年間3000万米ドル以上を獲得している。

赤毛牛はもう一つの人気の地元特産品で観光客にとっては外せない一品だ。柔らかい肉とユニークな香りを持つ平涼の赤毛牛は最高級の霜降りステーキで、2018年6月には中国の全国レベルのスポーツ選手の常食にするのに必要な供給免許を確保した。

秋の景色を楽しむ観光、リンゴ狩り、そして赤毛牛肉の味覚が平涼の秋の観光を引き立たせ、同市のグリーン経済発展の新たなエンジンになった。