8日、西安博物院に展示されている唐代の三彩騰空馬。(西安=新華社記者/李一博)
【新華社西安5月15日】中国陝西省西安市は古代シルクロードの起点であり、陝西歴史博物館や西安博物院、西安碑林博物館など世界に知られる博物館がある。展示されている精美な文化財は、一つ一つが中華文明とシルクロード沿線諸国との2千年余りに及ぶ経済・文化交流の歴史を伝えている。
11日、陝西歴史博物館に展示されている唐三彩駱駝載樂俑。同展示品は唐代の文化、芸術、工芸の高さを示す重要な文化財であり、シルクロードにおける芸術の交流と融合を物語っている。(西安=新華社記者/李一博)
9日、西安碑林博物館に展示されている唐献陵石犀。文献には唐代に外国から中国に生きたサイが送られた記録がある。(西安=新華社記者/李一博)
8日、西安博物院に展示されている唐代の三彩胡人牽馬(駝)陶俑。唐代の長安城には多くの胡人が住み、胡楽や胡服が大いに流行していた。考古学調査で出土した陶俑にも多くの胡人の姿が見られる。(西安=新華社記者/李一博)
11日、陝西歴史博物館に展示されている掐絲団花文金杯。唐代の取っ手付きカップには中央アジアのソグドからもたらされたものと、ソグドの風格を真似て唐人が作ったものがあった。同展示品は東西の文明がシルクロードを通じて交流していたことを示す貴重な文化財となる。(西安=新華社記者/李一博)
9日、西安碑林博物館に展示されている昭陵六駿石雕特勤驃。唐昭陵(太宗李世民の陵墓)の六駿石刻は李世民と戦場を共にした6匹の戦馬をモデルにしている。うち特勤驃と呼ばれる馬には西域良馬の特徴が顕著に見られる。(西安=新華社記者/李一博)
11日、陝西歴史博物館に展示されている鑲金獣首瑪瑙杯。造形は古代ギリシャの酒器「リュトン」に似ている。リュトンは当時、中央アジアや西アジアで広く流行しており、シルクロードを通じて中国にも伝わっていた。(西安=新華社記者/李一博
8日、西安博物院に展示されている唐代の瑞獣葡萄文銅鏡。ブドウやウマゴヤシなどの農作物はシルクロードを通じて中国に伝わった。(西安=新華社記者/李一博)
9日、西安碑林博物館に展示されている唐代の石獅子。獅子はかつて、外国からの朝貢品としてシルクロードを通じて中国にもたらされていた。(西安=新華社記者/李一博)
11日、陝西歴史博物館に展示されている骨咄玉帯銙。骨咄は珂咄羅国(クッタル)を指す。今のタジキスタンとアフガニスタンの間にあった中央アジアの小国で、史書には唐王朝と密接な交流があったと記されている。(西安=新華社記者/李一博)