【12月24日 CGTN Japanese】中国西部の陝西省法門寺博物館と東部沿海地区の江蘇省鎮江博物館が共催する「盛世の風采・唐の時代の地下宮殿の秘蔵宝物」特別展が22日、江蘇省鎮江博物館で始まりました。特別展は陝西省の法門寺地下宮殿、西安何家村と江蘇省鎮江丁卯橋から出土した金銀器の展示がメインで、唐の時代の三大秘蔵金銀器の初展示となります。
展示会では鎮江博物館、法門寺博物館、陝西歴史博物館、宝鶏青銅器博物院から多くの貴重な所蔵宝物が集められ、合わせて117点の貴重な文化財が展示されています。その内の40点は国家一級文化財で、法門寺地下宮殿からは29点が出展されています。三大秘蔵金銀器の中では法門寺地下宮殿から出土した金銀器が最高レベルで、その多くは唐の歴代皇帝が仏様に献上したものです。鎮江丁卯橋から出土した金銀器は出土数が最も多く、950点あります。何家村から出土した金銀器はさまざまな文化的要素を表現しており、唐代の最高レベルの手工芸品を代表するものです。
鎮江博物館によりますと、唐の三大秘蔵金銀器と称される法門寺、西安何家村、鎮江丁卯橋の文物が一堂に会して展示されるのがこの展示のハイライトです。来場者は唐の時代の人々の心のありようや美意識を実感することができます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News