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日中国交正常化40周年を慶祝し中国・陝西省歌舞劇院が来日

 日中国交正常化40周年を寿ぐ友誼の舞と調べ――中国・陝西省歌舞劇院の来日公演「唐代楽舞詩『長安の月』」が、民主音楽協会民音)の招聘により、5月から7月まで、全国39都市で行われる。中国大使館などが後援している。

陝西歌舞大劇院の唐代宮廷歌舞ショー

 「歌舞劇」は、歌と舞で物語を表現する中国で盛んな芸能だが、陝西省歌舞劇院が繰り広げるステージは、これまでの「歌舞劇」のイメージを一新するものだ。

 中国の歌舞の粋を受け継ぎつつ、多種多様な民族の文化をふんだんに織り込み、現代風に大胆にアレンジも施されている。

 単なる民族芸能というより、古今東西の文化がハーモニーを奏でる、壮大なスケールのエンターテインメントというべきステージである。

 これまで40を超える国・地域を訪れて絶賛を博し、中国を代表する歌舞団としての地位を築いてきた。

 その陝西省歌舞劇院が日本に友誼の心を込めて贈る「唐代楽舞詩『長安の月』」。玄宗皇帝や楊貴妃が登場する唐代の文化と詩情の世界を、日本から中国に渡った阿倍仲麻呂の視点を通し、優美な音楽と華麗な舞踊、また詩歌の朗読も盛り込んで、現代に鮮やかによみがえらせていく。

 陝西省歌舞劇院が拠点とするのは、唐の都が置かれた長安、現在の西安市である。

 同市からは1999年、「中日国交正常化への多大なる貢献と不断の努力」「長年にわたる中日友好の事業」を讃えて「名誉市民」の称号が贈られるなど、近年、池田名誉会長に対する顕彰が相次いでいる。

 民音は、創立者である名誉会長のビジョンのもと、75年以来、中国から43の芸術団体を招き、1700回を超える来日公演を成功させてきた。その民音にとって西安からは初の招聘となる。

 今回の公演の実現については、出演者や関係者の喜びもひとしおだ。劉慶院長は、そうした心情を次のように語る。

 「この作品は、私たちの総力を結集した最高の舞台であると自負しています。この作品に込めた私たちの友誼の心が、日本の皆さんを勇気づけ、両国の友好が世々代々に続いていくことを願ってやみません」

 日中の芸術交流の歴史において新たな一ページを綴る公演となることが期待される。