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陝西北部で大夏時代の宗教壁画墓を発見―中国(転載)

陝西北部で大夏時代の宗教壁画墓を発見―中国(転載)

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2011年12月20日、新華ネットの報道によると、中国の考古関係者は先ごろ、匈奴のふるさとである統万城遺跡で発掘調査を行い、盗掘を受けてはいたが美しい壁画が残された墓を発見した。この壁画は当時の宗教、習俗、芸術、建築などを研究するうえで貴重な資料になるという。陝西省考古研究院が明らかにした。

統万城遺跡は陝西省内モンゴル自治区の境界近くのモウス砂漠南縁、無定河上流の紅柳河北岸に位置する靖辺県にある。五胡十六国時代匈奴が建てた大夏国の都城遺跡で、1996年に国務院から第4次全国重点文物保護単位に指定された。

発掘を指揮した陝西省考古研究院のケイ(刑のつくりをおおざとに)福来研究員によると、今年9月に始まった調査では5基の墓を発掘した。墓は傾斜のある墓道をともなった土坑墓で、うち1基には二つの天窓があり、壁画が描かれている。

この壁画墓は統万城遺跡の南約4キロの八大梁墓地にあり、入り口のレンガを取り除くと、土壁に柱やアーチ型の門が描かれ、彩色が施されていて、石窟の門のように作られていた。墓室の周囲の壁には三足烏の太陽と月の上で薬を引くウサギ、ヒツジ、人、樹木などが描かれていた。興味深いのは墓主が門の反対側の壁に描かれていたことで、簡単な建物と一緒に描かれていた。宮殿のようなドーム型の建物は、壁画墓の形とよく似ていた。

ケイ研究員は「この壁画は宗教的な意味合いが濃く、石窟寺院を模したような墓の構造と壁画は非常に珍しい。墓主は仏教徒とみられ、壁画に描かれた人物や動物の赤い唇が印象的だった」と述べた。