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甘粛省天水市、デジタル管理で古木を保護

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天水市の南郭寺にある樹齢千年のコノテガシワ。(5月12日撮影、天水=新華社記者/文静)
 【新華社蘭州10月11日】中国甘粛省天水市は2700年余りの歴史を持ち、温暖で湿潤な気候に恵まれ、市内にニセアカシアやコノテガシワ、シダレヤナギなどの古木・名木が2900株余りある。うち100株以上が樹齢千年を超えている。

幹が傾き、柱で支えられている古木。(5月12日撮影、天水=新華社記者/文静)
 古木の多くは長期にわたり都市化の波にさらされ、樹勢が衰えた状態だった。同市は2019年、「天水市古樹名木保護条例」を施行し、古木・名木の調査と記録を開始。情報データベースを構築して木の種類、数、分布、生育状況などをデジタル管理してきた。

古木・名木に割り当てられた2次元バーコード。(5月12日撮影、天水=新華社記者/文静)
 市内ではこれまでに400万元(1元=約20円)以上の資金を集め、特に保護が急がれる200株余りに緊急回復措置を実施した。また各株に識別用の2次元バーコードを割り当て、重点エリアにバイオマスエネルギー分析器を設置して観察した。
 同市の取り組みは、全国的な保護活動の一例となっている。中国国家林業・草原局がこのほど発表した第2次全国古樹名木調査の結果によると、調査範囲内の古木・名木は508万1900株で、うち樹齢5千年を超えていたのは5株だった。(記者/文静、王紫軒、趙偉宏)