中国西安牡丹書画院と東京中国文化センターが共同開催する「長安陽春・中国水墨画展」が16日に東京中国文化センターで開幕した。当展は今月20日までの5日間の日程で開催される。人民網が伝えた。
今回の展覧のテーマは「新シルクロードの水墨芸術」と題し、翟栄強・中国西安牡丹書画院院長と翟建群・中国陝西国画院特別招聘画家の父子二人による水墨画の作品が多数展示される。翟栄強氏は花鳥画家として有名な葉訪樵氏に師事し、写意花鳥画を得意とする。特に藤の花、金魚、墨梅(墨一色で描いた梅の絵)等に対しての造詣が深い。翟建群氏は幼少より父・翟栄強氏に水墨画を学び、大学卒業後は日本で日本画を学んだほか、大学院の卒業作品が京都市の「市長賞」に選ばれている。
主催者の紹介によれば、中日両国は一衣帯水の関係にあり、文化的なつながり、特に書画芸術においては大変深いつながりがある。今回の画展では水墨画を通じて中国のシルクロード文化を広めるとともに、中日両国の書画芸術交流を促進させたいとしている。
16日の開幕式には、在日本中国大使館領事部の王軍・参事官兼総領事、石永菁・東京中国文化センター長、翟栄強氏、翟建群氏、白西紳一郎・日中協会理事長、浜田和幸・参議院議員等、中日各界の関係者が出席した。