説明会の会場
中国国家観光局と陝西省観光局が共催する陝西省観光説明会が20日に東京で開催された。陝西省観光局の楊忠武局長は陝西省観光業界訪日団を率いて、陝西省の観光資源をPRし、説明会に出席した日本官公庁職員や観光業界関係者と交流を図った。人民網が伝えた。
中日両国観光業界関係者約100人が出席した同日の説明会では、趙偉駐日中国大使館参事官や国土交通省観光庁国際室の佐藤久泰室長、中国国家観光局日本事務所の張西竜首席代表、日本旅行業協会の越智良典事務局長らが出席し、あいさつした。
楊忠武氏は説明会で、「陝西省はシルクロードの起点で、豊かな歴史文化と自然観光資源を有している。中国国家観光局は、2015年の中国観光のテーマを「美しい中国--シルクロード観光年」とし、同キャンペーンの始動式がすでに陝西省西安市で開催された。また、陝西省は、今年の6月と9月に、それぞれ第7回シルクロード国際大会と第2回中国西安シルクロード国際観光博覧会を開催する。ぜひ日本の観光業界関係者を同会に招待し、観光を通して中日両国の相互理解を促進したい」と語った。
趙偉氏は、あいさつの中で、「陝西省は中国の観光大省であると同時に、中国西部大開発戦略の重点地域でもある。近年、経済、社会、文化など各方面で迅速な発展を遂げている。陝西省は、今後も「シルクロードベルト」と「21世紀海上シルクロード」という新しいチャンスの中でさらなる発展を遂げるだろう。現在、中国を訪れる観光客は増加傾向にあるが、中国を訪れる日本人観光客は増えていない。両国の観光業界が共に努力し、両国の観光と人員の交流を引き続き推進し、両国の関係発展に貢献することを希望する」と述べた。
佐藤久泰氏は、「シルクロードや兵馬俑などに深い興味を抱いている日本の人々は少なくない。今回の説明会を通して、日本の人々の陝西省に対する理解は深まるはずだ。また、両国の観光業界が交流を続けることによって、日本の人々の中国に対する歴史や文化への興味もさらに深まり、中国に旅行する人も増えるだろう。このことが、両国の人々の相互理解を促し、両国関係を未来に向けて発展させる」と述べた。
張西竜氏はあいさつで、「陝西省は、中国の省の中で、今年初めて日本で観光プロモーションイベントを行った省であり、同説明会は中国政府が新たに実施しているシルクロード経済外交戦略の一環として行われた。この戦略は観光業界だけでなく、他の多くの業界に対しても、大変大きな推進的役割を果たすことになるだろう。中国観光関連部門や業界はこれを契機に、それぞれの角度からサービスの質を向上させ、海外の観光客を中国に呼び込みたいと思っている。中日両国の各界は引き続き共に努力し、両国の観光交流事業を深く発展させていくことを希望している」と述べた。(編集MZ)
「人民網日本語版」より 2015年1月26日